9月6日~7日に九州地方に接近した台風10号。遠く離れた岐阜でも、大型で強い台風の影響で県内各地で雷を伴う激しい雨となりました。
さらに、21日には台風12号が発生し、この地方への影響も心配です。
まだまだ台風シーズンが続くなか、いつ台風が発生し、この地方に到達するかわかりません。そして、発生から数日で到達...ということも。
今回は、台風対策編として事前に確認できる情報や自宅での対策についてご紹介します。
・秋台風は、夏より強い?
夏よりも秋の方が、強い台風の上陸数が多いって知ってましたか?この時期ならではの理由が、主に2つあります。
まずは、海水温度が夏よりも高くなり台風自体が発達しやすいということ。
さらに、秋になると偏西風の影響で台風の勢力が強いまま日本に上陸しやすくなります。
台風が発生した際には、気象庁が発表する気象情報をこまめにチェックすることが大切です。
台風発生時には気象庁のHP『台風情報』で5日先の進路予想をチェックすることができます。
さらに、台風が接近すると『全般気象情報』が発信され、警戒するべき防災事項や今後の予想が細かく更新されるので、必ずチェックするようにしましょう。
・警戒レベルと防災気象情報の確認を!
政府は、避難勧告等の情報を5段階の警戒レベルに区分して提供しています。
最も高いレベル5からレベル1の5段階に分けられています。
このうち、レベル1とレベル2は気象庁が発表する注意報等にあたり、避難行動の確認等を行う段階とされています。
レベル3からレベル5は市町村が発令する避難勧告等をレベル分けしたもので、レベル3は高齢者や体の不自由な方が避難を開始する段階、レベル4は全ての人が避難をする段階とされています。
レベル5は既に災害が発生している段階です。ただ、市町村が災害発生を把握した場合に可能な範囲で発令するとされているため、災害発生時に必ずレベル5が発令されるとは限りません。ここから避難を開始することが困難となるような段階ですので、レベル4の段階で避難を行うことが重要です。
また、大雨や洪水による防災記事情報と警戒レベルは次のように分類されます。
・台風発生!事前にできる備えは?
ここからは実際に台風が発生した際、台風接近前にできる備えについてご紹介します。
①自宅を点検しよう!
屋根・塀・壁などの点検は雨風が強くなる前に点検しておきましょう。
☑︎窓や屋根に破損がないか点検
雨漏りしていないか、ガラスのひび割れがないかを確認しましょう。
さらに、事前に窓に養生テープを貼っておくことで、補強できるだけでなく、万が一窓ガラスが割れた際にガラスの飛散防止にもなります。
また、窓ガラスが割れたときのために、台風接近時はカーテンを閉めておくのもポイントです。
☑︎側溝や排水溝の点検
風によって集まった落ち葉やゴミなどで排水溝が詰まり、水があふれ出すことがあります。自宅前に排水溝がある場合、台風接近前に掃除をしておきましょう。
ベランダの排水口も要チェックです!!
☑︎家の周りも点検
植木鉢や家の周りにあるもので飛ばされる可能性のあるものは、室内にしまうか飛ばされないように固定しましょう。
ベランダの洗濯関連品も忘れずに!
②床上浸水対策をしよう!
雨が強まった場合、浸水の可能性もあります。
家具や家電は浸水の被害を受けないように、高所や二階に移動させましょう。
また、漏電やショートが発生する場合もあるのでコンセントは抜いておきましょう。
③備蓄品の確認をしよう!
台風接近前に防災リュックや備蓄品の確認をするようにしましょう。食料品・日用品ともに最低3日分備えておくと安心です。
●減災ポイント●
ライフラインが止まってしまう可能性もあります。
▶︎停電への備え
スマホやバッテリーは充電をフルにしておきましょう!
また、台風発生の時期は気温が高い日もありますので、停電時の暑さ対策となるよう、ペットボトルの水を凍らせておくのもオススメです。
▶︎断水への備え
断水時はトイレも使えなくなってしまいます。
飲料水とは別に、ペットボトルや浴槽などに水をためておきましょう。
・台風接近時、外出は控えましょう!
大雨や強風による事故に巻き込まれないように外出は控えましょう。特に夜間はとても危険です!
また、用水路や河川、海岸の状況を見に行って被害を受けたという報道もよく耳にします。絶対にやめましょう!
・自分の身は自分で守ろう!!
台風は事前に進路予測を確認することができます。
突然発生する地震とは違い、想定される災害には早めに備えておくことが大切です。
また、避難勧告や警報などがでていなくても、危険を感じたら、ためらうことなく早めに避難をするという意識を持っておきましょう!
まだまだ続く台風シーズン。台風が発生した時に、「こんなこと気をつけないと!」と思い出して実践してくださいね!
【参考】
・気象庁HP
・日本気象協会HP
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