大切なものを守ってみんなで生き延びよう!

こんばんは。あちらこちらで、防災の日という言葉を見かけた一日でした。

こどもトリニティネットのぎふママ減災スタディは2017年にひとりのママの声から生まれました。
専門家ではないけど、大事なものを守れる子育て世代を増やしていくため、ママ目線で防災を楽しく身近に感じられるイベントやセミナー、防災ブックの制作、(今はオンラインがほとんどですが)情報発信を行っています。


当時の漠然とした不安の声を聴いたことがきっかけとなりスタートしました。

筆者の私も含めて、子を持つ親だからこそ防災ってなにをすればいいの?とわからなかったり、悩んだりすることがみんなもあるのかも…とにかく何とかしようと取り組みをしてきました。

当初は岐阜大学・髙木先生をはじめとする専門家の先生方を講師に招いて、主催者の私たちもゼロから勉強させていただきました。

当時、「子どもの命を守れる子育て世代を一人でも増やす」をこの事業の目的としてましたが、何年かやってみてふと気づいたことは、子どもの命だけでいいのか?ということです。
自分が犠牲になって子どもの命は守れても、ほんとにそれでみんなハッピーなのか?ということを疑問に思い始めた運営陣。

それはちがうよね、子どもだけ生き残ってもそれは最善ではない、みんなで生き残れる備えや行動がとれることが大事なのではないか。。?
もっと言うと、そういう行動がとりたくなるようなきっかけや、学びの場を提供したいと思うようになりました。


さらに、防災ブックの制作のアドバイザーとして大変ご尽力いただいた、村岡先生のことばにもハッとさせられました。

「何を守りたいですか?」・・「命です」

「それだけでいいですか?」・・・えっ!?となりました。

それまで命が守れれば、と思っていましたが、本来は災害があり、生き残った人たちは被災から復興へと生活を元にもどしていかなくてはならない、普段の日常に戻る上で大事な家、車、大切にしていたもの、大切な人からのプレゼント、あらゆるものがない。。
それってとても悲しい。
もちろんそれが叶わない場合も状況によってはあると思います。


でも、水害など、特に天気予報や降水量などから今後の推移が予想しやすい災害に関しては、車に乗って、大事なものを乗せて、雨の降っていない&水害の危険性のない地域にいけば守れる。
「危ないものからみんなで逃げる」という考え方も教えて頂きました。


今後のこのママ防災のあり方を考えたとき、被災地での多くのママの経験、悲惨な被害からたくさんの知恵や必要性を私たちも、次のママやパパになる方々に伝えていきたいなと心から思っています。

そのバトンが渡せるよう、ぎふママ減災スタディも持続可能な方法で継続していきたいと強く考えています。

この気持ちをメンバーにもまだ言えていないので共有したいです。(笑)

コロナで暗い気持ちになることもありますが、こんなときだからこそできることってあるとおもいます。

みんなでなんとか頑張って、生き延びましょう!

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