5月も終わり..そろそろ梅雨入りの季節となりました。
すでに25度以上の夏日を観測する日もあり、暑さも厳しくなってきます。
みなさんは、備蓄品を夏仕様に入れ替えましたか??
まだの方は、まず夏に向けて最低限備えておきたい備蓄品をこちらでチェックしてみましょう!
今回の減災通信では、夏に向けて備えておきたいものを未就学児がいるご家庭向けに考えていきます!
現在の備蓄品を確認しながら、お子さんと一緒に備えていきましょう。
・備蓄品を夏仕様に入れ替えないと二次被害も
近年、真夏日を度々観測し暑さが厳しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、2018年には7日以上も猛暑日(35度以上)を記録し、過去最多を更新しています。
猛暑日の増加は、地球温暖化を含む気候変動との関連も証明されているそうですよ!
このように真夏日や猛暑日を観測するなか、災害が発生してインフラが止まったら...
・電気がとまり冷房器具が使えない
・水道が止まり水分補給できない、お風呂に入れない
・ガソリン不足で車のエアコンも使えない
・避難所は暑さでサウナ状態
など、暑さが生命の危険をおびやかすことに。
特に乳幼児・高齢者・病気の方など体調管理が難しい方にとって避難時の熱中症対策はかなり難しいと考えられます。
では、実際に乳児から幼児まで夏に向けて備えておきたい備蓄品を確認してみましょう!
・未就学児がいるご家庭向け!夏に向けて追加したい備蓄品例
乳児がいらっしゃるご家庭の場合、周りの大人がしっかりフォローできるように備えておきましょう!
夏に向けて加えたい乳児向けの備えは以下の3つです。
・赤ちゃん用イオン飲料
・おしりふき
・替えの肌着
順に解説します。
乳児向け①赤ちゃん用イオン飲料
液体ミルクや哺乳瓶をローリングストックしているという方も多いと思います。
暑さが厳しいと、やはり心配なのが熱中症です。
赤ちゃんでも飲みやすく、水分・電解質をしっかり補給できる「赤ちゃん用イオン飲料」の備蓄がおすすめです。
赤ちゃん用イオン飲料は、災害時だけでなく下痢や嘔吐時にも役立ちます!
ローリングストックしておくとベストです◎
乳児向け②おしりふき
オムツを使用しているお子さんがいるご家庭では、おしりふきを備蓄していることでしょう。
夏場はさらにプラスしておくことがおすすめです!
断水の影響でお風呂に入れず不衛生な状態になる恐れも。
汗疹ができてしまうと、かき壊して"とびひ"を引き起こすケースも考えられます。
赤ちゃんの肌に安心なおしりふきで身体をこまめに拭くことで、身体を清潔に保つことができますよ!
夏場はおしりふきを多めに備えておきましょう。
乳児向け③替えの肌着
替えの肌着をプラスしておきましょう!
特に通気性の良い肌着がおすすめです。
着替えを備蓄しようと思うと場所がかさばり、何日分も備蓄することは難しいかと思います。
肌着をのこまめに替えることで、快適さを保つことができますよ!
赤ちゃん用の汗取りパッドを代用するのも良いですね。
○【夏仕様】幼児向けの備えを
夏に向けて加えたい幼児向けの備えは以下の3つです。
・子どもに合わせた経口補水液
・子どもの好きなハンディタイプの扇風機
・栄養補給できる飴やお菓子
順に解説します。
幼児向け①子どもに合わせた経口補水液
経口補水液はペットボトルタイプのものだけでなく、ゼリータイプや粉末タイプもあるのを知っていますか?
熱中症対策に、お子さんの飲みやすいタイプを備えておきましょう!
例えば、コップ飲みが不安な1歳児さんの場合ストローが付いたパウチタイプがおすすめです。
また、ペットボトルでの備蓄は場所をとるため、水と粉末タイプを備えて必要な分だけ使用するという方法も良いですね。
幼児向け②子どもの好きなハンディタイプの扇風機
ハンディタイプの扇風機は年々増えている印象です。
プチプラで可愛いデザインのものもたくさんありますね。
暑さ対策だけでなく災害時の気分転換を兼ねて、お気に入りのハンディタイプ扇風機を備えておきましょう。
例えば、好きなキャラクターや光るタイプなどは子どもが喜びそうですね。
ただし使用の際は、注意事項を守り使用するようにしましょう。
幼児向け③栄養補給できる飴やお菓子
暑いと食事がのどを通らない恐れも。
災害時なら尚更、普段と異なる状況で非常食を食べるのはお子さんにとってストレスになる可能性があります。
乾パンなど口の中の水分が奪われてしまうような非常食は、大人も子どもも食べづらいものです。
例えば、
・肝油ドロップ
・スナックバータイプの栄養調整食品
・こざかなアーモンド
・備蓄用ゼリー
など、おやつにもなるものがおすすめです。
普段から食べ慣れているものがあれば、より良いですね!
・家庭に合わせた夏の備えを!
今回は、未就学児さんがいるご家庭で夏用の防災グッズを付け足すことを想定してご紹介しました。
付け足す備蓄品の一部を例としてご紹介しましたが、まずは基本に戻って各ご家庭の家族構成に合わせた備えが大切です。
「何を準備したら良いかな?」という方は、"わが家のライフスタイルシート"で、必要なものを再確認してみましょう!
そのうえで夏には夏の備えをして、季節や発生しやすい災害の種類に合わせて備蓄も対応していくことが大切です。
夏を迎える前に、今一度備蓄品を見直して、各家庭のライフスタイルに合わせて備蓄をしましょう!
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