毎日暑いですが、皆さん水分補給しっかりしてますか??
今日は夏の水分摂取についてお話していきますね。
登場人物については、ひとつ前のブログを確認してみてくださいね。
ママ)
最近すごく暑くなってきたなぁ。あーちゃんとお外に遊びに行きたいんだけど、外に出ると暑くて暑くて・・・。たくさん汗をかくんだよね。汗をかくとメイクが崩れるから、あまり水分を摂りたくないなぁ。
あーちゃんも汗びっしょりで、常に汗かいてる感じ。そういえば、今日まだ1回しかおむつ変えてないや。
Dr.くま)
これはこれは、大変じゃ。
ママ、特に母乳で授乳しているママと小さなこどもは脱水になりやすいのじゃよ。だから、こまめに水分摂取を心掛けて、この夏を乗り越えるのじゃ!!
Ns.うさ)
ちょっと難しいお話になるけれど、下の絵を見て。これは、人の体の水分量の割合なの。人の体には骨や筋肉、脂肪、たくさんの臓器など色々あるけれど、水分の量が圧倒的に多いのよ。新生児は特に体の約8割、つまりほとんどが水分なの。年齢が上がるにつれて体の水分量は少しづつ少なくなるけれど、こどもの体も7割程が水分量なのよ。
体の中の水分が不足すると、まずおしっこの回数が少なくなるわ。こどもも大人もそうだけど、排尿回数や量がいつもより少ないな?と感じた時、うんちが固い・便秘気味という時には、放っておくと脱水の危険があるから水分摂取を心掛けてね。
Dr.くま)
母乳授乳をしているママは体の水分が母乳として体外に出ていくから、普段よりも余計に水分摂取を心掛けてな。脱水になると母乳も詰まりやすくなるからのぉ。
ママ)
私たちの体はほとんどが水分でできているのね!知らなかった!
私もおっぱいあげているけど、確かに、すごく喉が乾くわ。おっぱい詰まるのは嫌だから、ちゃんと水分摂らないといけないね。
でも、それと、汗をかくのとはどんな関係があるの?
Dr.くま)
人間の体は、汗をかくことで上がった体温を下げるのじゃよ。だから気温が高くなった時に汗がかけないと、熱が体にこもってしまうのじゃ。
近年、夏になると熱中症で救急搬送される人が増加しているのは皆さんご存じじゃな?学校内や体育の授業中に熱中症になって倒れる学生も増えているんじゃ。これは、怖いなぁ。
体内が水分不足になって脱水状態だったり、うまく汗をかけなかったりすると、体に熱がこもって、熱中症になってしまうのじゃ。
Ns.うさ)
熱中症は、暑さに慣れていないこどもはなりやすく、また大人でも疲れや寝不足など体調がすぐれないときには起こりやすいわ。
急激に大量の汗をかくと、体内の塩分も失われ、体液のバランスが崩れて頭痛・吐き気・めまい、重症だとけいれんが起こったりするの。
ママ)
熱中症は、こどもはもちろん、疲れているママにも起こりやすく、起こると結構怖いのね。熱中症の予防のためにも、きちんと水分は摂らないといけないのわ。
飲み物は何でもよいのかしら?
Ns.うさ)
水や麦茶をお勧めするわ。特に、麦茶はミネラルも入ってるからとても良いわね。イオン飲料は多くなければ良いけれど、飲みすぎると糖分や塩分の取りすぎにもなるから注意してね。
ママ)
私もあーちゃんも、水分不足だったわね。汗をかくことは大事なことだということが分かったわ。しっかり水分を摂って、おしっこの回数ももっと増やしてあげないといけないわね。熱中症になったら怖いから、日ごろから注意していないとね。
くま先生、うさナースさん、ありがとう★
次回は『夏に起こりやすい皮膚トラブル』のお話をしていくぞ。お楽しみに!!
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