現在、JR岐阜駅においては改札内にエレベーターがなく、利用する際は駅係員の操作が必要で改札外側とホームを結ぶエレベーターしかないのはご存知でしたか?
JR岐阜駅を利用したことのある方で、子育て世代・障がい者の方は特に不便と感じたことがあると思います。
この度、JR東海は岐阜駅の改札内3ヶ所にエレベーターを新設すると発表しました。着工は7月を予定しており、2023年度末の供用開始を目指すということです。
私たち、NPO法人こどもトリニティネットは2016年よりJR岐阜駅のエレベーター整備に関して取り組みを行ってきました。その内容を改めてご紹介したいと思います。
・岐阜駅エレベーターの現状
現在、JR岐阜駅においては改札内にエレベーターがなく、利用する際は駅係員の操作が必要で改札外側とホームを結ぶエレベーターしかありません。
子育て世代、さらには障がい者の方にとって大変不便な状況です。
また、使用したいときにすぐに利用することができないという点では多くの方が不便に感じていることと思います。
・JR岐阜駅エレベーター整備に関する当団体の活動内容
▶︎2016年8月、国土交通省中部運輸局にて、交通政策部・消費者行政・情報課、鉄道部計画課の両課長に要望書を提出しました。
その際の取り組みは、中日新聞にも取り上げられています。
要望書とともに、現在の状況についてお話しし、「改善に向けて、岐阜市にヒアリングをしながら前向きに検討する」と仰られていました。
▶︎主催イベントやセミナー、SNS等で署名活動を行いました。
賛助企業様である鳳建設株式会社様には多大なご協力を賜りました。有難うございました。
▶︎2017年12月、岐阜市都市建設部駅周辺事業推進課へ、「JR岐阜駅構内及び、周辺バリアフリーにおける子育て世代からの意見書」を提出しました。
この意見書では、Instagramと、インターネット上の署名サイトChange.orgからのコメントから抜粋し、提出させて頂きました。
・設置までの道のり
私たちはエレベーターに関する活動を行うと共に、設置までの経過も見守ってきました。
簡潔ではありますが、設置に至った経緯をお伝えします。
▶︎2017年2月 岐阜市議会において丸山しんいち議員により、この問題に関しての質問がされる。
▶︎2017年6月 岐阜市議会において再度、同議員より質問。行政の回答として、改札内に最低でも3基のエレベーターを設置すると明言される
▶︎2018年3月 岐阜駅周辺バリアフリー基本構想が公式に発表される。
内容の「実施すべき特定事業」として2022年度中に【岐阜駅におけるエレベーターを改札内に3基設置すること】に加えて、【基本構想に定めた特定事業は、事業者による特定事業計画の作成とこれに基づく事 業実施の義務が課せられます。】と明確に記されていました。
▶︎2020年5月 改札内3ヶ所にエレベーターを新設すると発表。着工は同年7月を予定。
▶︎2023年度末 供用開始予定
・子育て世代がスムーズに使用できるように...
私たちこどもトリニティネットは、JR岐阜駅を利用するすべての子育て世代がスムーズに使用できることを目的とし活動してきました。
活動開始から新設発表まで4年と道のりは長かったですが、これから先エレベーター新設によって多くの人がJR岐阜駅を利用する際に利便性が良いと感じれると思います。
当団体は、エレベーターが供用開始されるまで経過を見守っていきたいと思っております。
最後になりますが、今後も子育てのしやすいまちづくりについて、子育て当事者目線で考えてまいります。
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