本記事は8月31日現在での状況をもとに作成しております。
7月31日に岐阜県で「第2波非常事態宣言」が発令されてから、ちょうど1ヶ月が経ちました。
報道では、"コロナ禍の状況に慣れてしまい、前ほど恐怖感がなくなった"という話も耳にしますが、油断は禁物です!
今回は、現時点での岐阜県内最新情報に加え、コロナ禍で迎える台風シーズンに備えて、岐阜市の避難所運営についてもお伝えします。
・県内の感染状況
出典:岐阜県公式ホームページより
8月31日現在、県内では555名の感染者が確認されており、10名の死亡が確認されています。
8月28日には、新規感染者が46日ぶりに0となり、次いで30・31日も新規感染者は確認されませんでした。
「第2波非常事態宣言」が発令されて1ヶ月...感染者はみなさん一人一人の対策により鈍化傾向になっています。
・岐阜市 コロナ禍での避難所運営について
いつ起こるか分からない災害。最近では、ゲリラ豪雨も頻繁に観測され、さらには台風シーズンということもあり今のうちに備えておくことが必要です。
今回は、岐阜市におけるコロナ禍での避難所運営についてお伝えします。
・岐阜市 避難所運営マニュアル
令和2年5月、岐阜市では新型コロナウイルスの流行に伴い、避難所での感染拡大を防止するため避難所運営マニュアルを『新型コロナウイルス感染症対策編』として作成されています。
事前にシミュレーションしておくことで、緊張感も和らげることができます!一度、確認しておきましょう。
▶︎岐阜市 避難所運営マニュアルはコチラ
さらに、新しい生活様式での実践編として災害時の備えや避難所での対応を動画で公開されています。ぜひご覧ください。
その中から、一部抜粋してみなさんに知っておいていただきたい避難所利用手順をご紹介します。
・避難所利用手順とレイアウト
避難所のレイアウト例として以下の図が公開されています。
①事前受付
避難所に入る前に、外で体調の聞き取りや検温、「健康状態チェックカード」の記入をする事前受付が設置されます。
特に問題がなければ避難所内の受付「総合受付」へ。
体調が悪い・自宅療養中の申し出がある場合、専用スペースへ通されます。
②総合受付
「避難者カード」を提出します。受付での混雑を避けるため、事前に準備し記入して非常持ち出し品と一緒に準備しておきましょう。
③居住スペース
特に体調に問題がない場合は、体育館などの居住スペースに通されます。
避難者同士の密集を防ぐため、十分な間隔をとったレイアウトとなります。
また、感染した際に重症化しやすい高齢者や基礎疾患をもった方などは、積極的に教室等の居住スペースに分散するなど、感染リスクの低減に心がけるようにされています。
④発熱や体調不良の方の専用スペース
万が一、発熱や体調不良など感染の疑いがある方が発生した場合に備え、専用スペースを学校の教室などを準備されます。男女別で動線を限定されるので安心して過ごすことができます。
・コロナ禍での災害に備えを
今回は、岐阜市の避難所運営マニュアルをご紹介しましたが、お住まいの地域によって対応が異なりますので各自治体のHP等を確認しておきましょう!
また、感染症予防に関する備蓄品を今のうちに非常持ち出し袋の中に入れておくことも大切です。
例えば、マスク・石けん・体温計をはじめ手指消毒剤なども用意しておくと良いですね◎
"コロナ禍"での災害に早めの備えをしておきましょう!
・感染予防は引き続き徹底を!
新型コロナウイルスを含む感染症対策の基本は、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」といわれています。
一人ひとりが一般的な風邪予防や健康管理をすることが何より大切です!今一度、予防方法は間違っていないか再確認しましょう。
①手洗い
基本中の基本の手洗い。通常の風邪やインフルエンザの予防法と同じくこまめに行うことが大切です。
ポイントは、石鹸をよく泡立て30秒程度しっかり洗うこと!!画像のように手首までしっかり洗いましょう!
また、手洗い後にしっかりと水分を拭き取った後、手指消毒剤(70%エタノール)での消毒もこまめに行いましょう。
②咳エチケット
無症状での感染者が確認されているとの報告もあります。そのような状況で、いつ私たちがウイルスを保有している状態になるか分かりません。ほかの人にうつさないようにするためにも、咳エチケットを心がけましょう。
③正しいマスクの着用
みなさんは、マスクを正しく着用していますか?口だけを覆って、鼻がマスクから出てしまっている方も見かけることがあります。鼻と口の両方を確実に覆うようにしましょう!
④三密を避ける
新しい生活様式では、密を避けることが大切です。
何気ない普段の買い物や外出先で、気づけば"密"の状態になっていることも..屋内は特に注意が必要ですが、屋外でも密集・密接には注意が必要です。
・もしも、自分や家族に疑いがあれば...
厚生労働省は、今までの受診の目安を下記のように見直しました。
①息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
②重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
③上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
上記の場合には、最寄りの保健所等にある「帰国者・接触者相談センター」に電話相談をお願いします。
「帰国者・接触者外来」を紹介してもらえますのでセンターの指示に従い受診しましょう!
★新たに感染者を出さないためにも、あらかじめ電話相談することが大切です!
・岐阜県 新型コロナ対策サイト
岐阜県公認サイト「岐阜県 新型コロナウイルス感染症 対策サイト」では、岐阜県による公式情報をもとに分かりやすくデータがまとめられています。
さらに、県内の相談窓口についてもまとめられています。
日頃、身近な場所での感染者数を確認することも感染対策の一つとして大切なことです。こまめに確認するようにしましょう。
本記事は岐阜県公式ホームページ、岐阜市公式ホームページ及び厚生労働省ホームページの情報に基づき作成しております。
●岐阜県公式ホームページ https://www.pref.gifu.lg.jp
●岐阜市公式ホームページ https://www.city.gifu.lg.jp
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