【コロナ対策】子どもの予防ってどうすればいいの?

本記事は3月26日現在での状況をもとに作成しております。

新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患のある方が重くなる傾向があるといわれていますが、国内では未成年の感染も確認されています。

お子さんをもつご家庭では、"マスクをすぐ外してしまう..." "手洗いが上手くできない..." "まだ喋れないから、すぐに変化に気づけない..."などなど、不安なことが日に日に多くなってきますよね。

この記事では、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でもできる感染対策についてご紹介します。

 

・子どもが感染した時の症状は?

一般には成人よりも軽症のことが多いと報告されています。症状は一般的な風邪症状(発熱・乾いた咳・だるさ)とほぼ同じで、中には感染しても無症状の場合もあるようです。

ほとんどが1~2週間で改善しますが、感染1週間後から症状が重くなる可能性も指摘されています。


・子どもでもできる予防のポイント!

基本的に大切な予防法は大人と同じく「手洗い・咳エチケット・マスク着用」です。

大人が一緒にいても、なかなか同じように予防できないのが悩ましいところ...。ここでは、子どもたちの予防において大事なポイントをお伝えします!


①手洗い

基本中のキホン!とはいえ、小さいお子さんの手洗いは難しいですよね...。本記事では、お子さんの成長段階に合わせてご紹介します。


・首座り前の赤ちゃんの手洗い

手洗い場で手を洗うのは、難しい月齢の赤ちゃん。そんな時は、タオルで手を洗うのが最適です!
①手を洗うため、湿らせて石けんを含ませたタオルで洗う
②湿らせたタオルで、石けんを拭き取る
③清潔な乾いたタオルで、手を拭く

タオル準備の手間はかかりますが、タオルでの手洗いであれば赤ちゃんもできそうですよね!


・乳幼児の手洗い

手洗い場やお風呂で手洗いをしましょう!大人の方が石けんを泡立て、お子さんの手を包みながら20秒間洗います。

【ハッピーバースデーの歌】【きらきらぼし】など、20秒程度の歌を歌いながら洗ってあげると、楽しく手洗いできますね!

手洗い後は、しっかりと乾燥させましょう!


・幼児の手洗い

1人で手洗いができるようになれば、手洗いのタイミングを教えてあげるのがポイントです!


帰宅した時、食事の前など、大人と同じタイミングでこまめに手洗いするように見守りましょう!

手洗い後は、しっかりと乾燥させましょう!


②咳エチケット

咳エチケットは、お子さんがある程度大きくなってからのことになってしまいますが、一度お子さんと咳エチケットについて家庭内で再確認してみましょう!


③マスク着用

保育園や幼稚園に通園の際、マスク着用必須の方も多いのではないでしょうか...。

マスクを着ける時は、鼻と口を確実に覆うようにしましょう!

とはいえ、親としては着けていてほしいけど、ちゃんとマスクを着けれていなかったり...マスクを嫌がったり...

日本小児科学会は、感染者からのくしゃみや咳に含まれる飛沫を直接浴びないという点ではマスクは有効とされていますが、より大切なのは、こまめな手洗いをしっかりすることが大切と発表しています。マスクをできない場合は、手洗いをより徹底しましょう!


④3密を避ける!

小池都知事の会見でも話題になりましたが、外出時や外遊びの際に気をつけるポイントとなります!

1.換気の悪い密閉空間
2.多くの人がいる密集場所
3.近距離での密接な会話

この3つの条件が揃うとクラスター(集団感染)のリスクが高まります。暖かくなりお花見の時期になりますが、この3密は避けるようにしましょう!


・子どもと一緒に正しく予防を!

子どもの患者さんのほとんどは家庭内で親から感染しているケースが多いようです。そうならないように、日頃から子どもと一緒に感染対策をしていきましょう。

また、不安が多いことからデマや不確かな情報が出回ることがあります。

随時新しい情報を取り入れて、正しく感染予防を行いましょう。


本記事は厚生労働省および日本小児学会の発表に基づいて作成しております。

●厚生労働省HPはコチラ 

●日本小児学会HPはコチラ 

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