【コロナ対策】発達障害をもつお子さんに "いつも通り"の安定を。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、岐阜県では全ての県立学校について4月19日まで臨時休校が延長されました。

発達に障害をもつお子さんは「いつもと違う」日常を過ごすことで、ストレスを感じているお子さんも多いかと思います。

今回は保護者の方や周りの大人が、子どもたちの安心・安定を支えるケア方法をご紹介します。



・ストレスサインを見逃さない

ストレスをうまく言葉にできない子ども達。腹痛や頭痛、食欲不振、不機嫌など体の症状の一部としてストレスを出すことがあります。

心理的な不安はもちろんですが、外出を控えるよう呼びかけられたことによりストレスを発散しにくい状況です。

ご家庭で確認できる「ストレスサイン(ストレス反応)」がありますので、ご紹介します。

出典:LITALICO発達ナビ


・コミュニケーションの取り方を意識!

子どもとのコミュニケーションを取る際には次の5つを意識するようにしましょう。

①視覚化(チェックをしたり、目に見えるようにして掲示する)

②予告化(あらかじめ伝えておく)

③具体化(あいまいな形容詞や、抽象的表現はさける)

④肯定化(~だめ、~しない!ではなく、~しよう!で伝える)

⑤簡潔化(一度にひとつずつ)

この5つを意識することで、子どもたちに安心を与えることができます。

さらに具体的な例もご紹介します。

出典:LITALICO発達ナビ


・子どもと一緒に安全を確認。

新型コロナウイルスについては、大人でも分からないことが多いです。子どもたちは、さらに不安を感じていることと思います。

確かな安全のためには、大人と子どもが一緒に調べたりして、分かりやすくまとめ、見えるところに貼ること。そうすることで確かな安全につながります。


●以前記事でご紹介した「コロナウイルスってなんだろう?」というスライドがとても分かりやすく説明されていますので、是非ご覧ください!(記事はコチラ https://kodomotrinitynet.amebaownd.com/posts/8015922


・"ストレスケアブック"をご紹介

今回この記事でもご紹介した内容を分かりやすくまとめている"ストレスケアブック"をご紹介します。

発達が気になる子どもの親向けポータルサイトLITALICO発達ナビが制作したもので、お子さま向けのストレスケアブックが無料公開されています。

新型コロナウイルス感染対策と一緒にお子さんだけでなく大人の方もストレスケアをしましょう。

●お子さま向けストレスケアブックはコチラ 

https://h-navi-biz.jp/wp-content/uploads/2020/03/お子さま向けー心と身体を守るケアブック【新型コロナ版(covid-19)】-1.pdf


・子どもたちのサインを大切に。

子どもたちが発する小さなストレスサインを見逃さず、子どもたちに寄り添うことでコミュニケーションが取れ安心に繋がります。私たち大人も不安な日々が続きますが、子どもたちの前で悲観的にならないように心がけましょう。


《参考》

日本児童青年精神科・診療所連絡協議会

https://jascap.info


減災と男女共同参画 研修推進センター

http://gdrr.org/2020/03/1557/


LITALICO発達ナビ ストレスケアブック

https://h-navi-biz.jp/covid19-info/3220

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