【コロナ関連】偏見や差別を止めよう!

新型コロナウイルスの感染拡大のニュースと共に、最近は新型コロナウイルスに伴う偏見や差別のニュースも耳にするようになりました。子どもに偏見や差別のきっかけを作らせないためには、どうすれば良いのか...。
実際に起こった事例を含めて、私たちがそのきっかけを作らないようにできることをお伝えします。


・岐阜県内でも..

岐阜県では看護師として働く女性が、保育園に子どもを送った際、保育士から教室に入ることを拒まれたり、子どもが感染していないことを証明する書類の提出を求めらました。
また、県内の病院に小学校のPTAを名乗る保護者から病院職員の子どもを登校させないよう指導してほしいとの声も...。
残念ながら、岐阜県内でも最前線で働く医療従事者や家族に差別や偏見の目が向けられています。


・なぜ、偏見や差別が起こるのか

新型コロナウイルスに限らず、他の感染症でも偏見や差別の事例があったとされています。
日本赤十字社は、【見えない敵(ウイルス)への不安から、特定の対象を見える敵とみなし嫌悪の対象としてしまう。その結果、偏見や差別をして遠ざけることでつかの間の安心が得られる】としています。
人間の生き延びようとする力、自己防衛によってこのような結果を招いてしまうのです。


・私たちができること

では、私たちが差別や偏見を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか?


1.正確な情報を!

テレビのニュースやSNSなど様々なメディアから情報が入ってきますが、その情報全てが正しいものとは限りません。
中には、新型コロナウイルス感染に便乗したデマや詐欺などもあります。間違った情報を拡散してしまうと、不安を煽り差別や偏見を強めてしまうことになります!!
一人一人が、確かな情報を知ることが必要です!


2.差別的な言動に同調しない!

根拠のない話や、差別偏見を助長するような行動はしないようにしましょう!助長、同調することで、差別が広がることになります。


・子どもたちにも正確な情報を!

大人たちだけの問題ではありません。
全国各地で、新型コロナウイルスに関係する子ども同士のいじめも発生しています。医療従事者の子ども、感染者受け入れホテル従業員の子ども...子どもをもつ親なら自分の職業が原因で子どもがいじめられたらと考えると本当に心が痛みますね...。
私たちは、少しでも子どもたちに正確な情報を伝えられるようにしなければなりません!
こちらでは、子どもと一緒に学べるサイトをご紹介します。


1.負のスパイラルを断ち切ろう!

先日、日本赤十字社が公開した「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」という漫画を目にした方も多いかと思います。3つの顔が負のスパイラルとしてつながることで、更なる感染の拡大につながる...。
小さなお子さんにもとても分かりやすい内容ですので、ぜひご家族でご覧ください。
●新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!はコチラ


2.ウイルスの次にやってくるもの

こちらも、日本赤十字社が公開した動画です。人から人へと広まっていく"恐怖"。もしかしたらウイルスよりも恐ろしいものかもしれません。

アニメーションでより分かりやすく映像化されていますので、皆さんご覧ください。

●「ウイルスの次にやってくるもの。」の動画はコチラ


・敵はウイルスです!

間違えてはいけないのは、敵はウイルスだということ...。
最前線で戦う医療従事者を始め、感染し治療を受けている人、生活を守るために働いている人、ステイホームで在宅ワークをしている人...みなさんがそれぞれの場所で感染拡大しないように頑張っています。
この新型コロナウイルスに負けないためには、仲間同士が良いチームでなければなりません。
また、子どもは保護者の姿勢を見て学びます。差別や偏見が生まれないよう、子どもたちを支えてあげましょう。

●参考

・公益社団法人 日本心理学会HPはコチラ

・日本赤十字社HPはコチラ


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