そろそろ気になる.. 子どもの虫刺され

6月に入り、そろそろ梅雨を迎える時期に。これから気になり始めるのが、"虫刺され"。
子どもの虫刺されは、大人よりも症状がひどく長引きやすいのが特徴です。
今回は、ぜひ知っておいていただきたい予防法をお伝えします!

・大人と症状が違うの?

虫刺されの代表は、【蚊】!
この蚊に刺されてかゆくなるのは、唾液に含まれる成分に対するアレルギー反応が起こるからです。
蚊に刺された経験の少ない小さな子どもは、刺された直後は無症状ですが、約2日後に赤いしこりができてかゆくなることが多いそうです。
繰り返し刺されることで、学童期くらいになると大人と同じような反応へと変わるそうです。

・子どもは"とびひ"にも...

特に、夏場に注意が必要なのが「掻き壊し」です。
かきむしって皮膚を傷つけると、傷口から黄色ブドウ球菌などに感染して、ただれたりして広がっていく「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」通称"とびひ"に発展することがあるそうです。
傷口から出る体液や膿が周囲に付くと、感染が他の場所に広がってしまいます。とびひは、他の人にも感染するため、保育所などに通っている、きょうだいがいる、などの場合は注意が必要となります。

・刺されたら...お家でのケアポイント

ここからは、実際に刺されてしまった場合、どのように対応すれば良いのか、お家でのケアのポイントをご紹介します。

①石鹸などでよく洗って流水で流す。

虫の針が残っていることがあるそうです!そのまま薬を塗っている大人の方も多いのでは...
○マダニの場合○
ニュースでご存知の方も多いと思いますが、マダニは、数日~2週間に渡り吸血します。無理に引き抜こうとすると口器がちぎれて皮膚に残り、しこり(異物肉芽腫)ができることもあるそうです。
速やかなダニの除去は感染症のリスクを下げると考えられるので、発見次第すぐに皮膚科を受診するようにしましょう!

②刺された場所を氷のうなどでしっかり冷やす。

冷やすことで、かゆみが軽くなるそうです。

③かゆみ止めの軟膏を塗る


④飲み薬を服用

かゆみが強い場合、抗ヒスタミン薬の飲み薬が効くこともあるそうです。用法・用量や処方に応じて飲むようにしましょう。

じんましん・息苦しい・めまい・おう吐など全身症状を伴う場合には急いで皮膚科あるいは小児科を受診しましょう!

・虫刺され予防!

刺されないように...酷くならないように...予防をしておきましょう!

①虫よけ

虫よけを使う場合、主成分を確認するのがポイントです!
また、薬や日焼け止めを塗っている場合、その上に虫よけを塗るようにしましょう!

●主成分:ディート
6ヶ月未満の乳児は使用できません。
6ヶ月~2歳未満は1日1回。2歳~12歳未満は1日1~3回の使用となります。
成分濃度が30%のものは6~8時間有効です。
●主成分:イカリジン
年齢制限はありません。また、塗る回数にも制限はありません。
イカリジン15%濃度のものは6~8時間有効です。

②服装

なるべく肌の露出をなくす服装で、白っぽい服が理想的です。
屋外で遊ぶとき、特に草が肌に触れる場所に立ち入る際は長袖シャツを着用し、ズボンの裾に靴下を被せるなど手足を露出しないようにしましょう。

③清潔に

●こまめにつめを切る
前述したように、虫刺されは掻き壊しを起こすと酷くなり、"とびひ"の原因にもなります。子どもの爪をこまめに切って手入れをしておきましょう。

●汗をふく
汗は虫刺されの部位を悪化させます。汗はこまめに拭き取り、シャワーを浴びたりするようにしましょう。

・こまめなケアを!

大人と違って、かゆみを我慢できず掻きむしってしまって毎日ヒヤヒヤ...。
そんなことを少しでも無くせるように、予防をしっかりして、刺された時も早めにケアをすることで酷くならないようにしましょう!

【参考】
●教えて!ドクター HPはコチラ

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