6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。
日本歯科医師会では、「6(む)4(し)」にちなみ6月4日を「むし歯予防デー」、6月4日~10日を「歯と口の健康週間」としています。
この機会に、お子さんの歯の健康と歯磨きについて見直してみましょう!
・むし歯って?
むし歯は、口の中に存在するむし歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が、歯のカルシウムを溶かし、やがて穴があいてしまう病気です。
原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。
この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。
実際に、厚生労働省の調査ではむし歯をもつ3歳児の割合は平成5年の56.7%から平成29年は8.6%と、毎年着実に減少してきていますが、今後さらにお子さんのむし歯を減らすため、大事なポイントをご紹介します!
・むし歯を減らすためには..
①歯みがきの習慣をつける
お子さんの歯みがき..毎日苦労されているママもたくさんいらっしゃると思います。
乳幼児のころから必要な歯みがきを、お子さんが嫌いにならないようにする工夫も必要です。
●歯みがきを楽しくするポイント●
1.歌に合わせて歯みがきをする
この歌を歌うと歯みがきの時間だ!と楽しいイメージをつけるのも◎
2.歯みがきに関する手作りおもちゃ
家にあるもので、すぐに作れる手作りおもちゃで、楽しく歯みがきを学ぶのも◎
例えば...ティッシュの空き箱と画用紙だけで作れる"歯みがきかばくん"!
作り方もとても簡単で、自分の歯を見ながら同じ本数を一緒に描いてみるのも良いですね!
他にも手作りできるおもちゃが沢山掲載されていますので、是非参考にしてみてくださいね。
②おやつは、歯につきにくいもので、時間を決めて!
みんな大好きなお菓子!
お菓子に多く含まれる糖分は、ごはんやパンなどに含まれる糖質より明らかにむし歯の原因になりやすいそうです。ただ、おやつを食べることが悪い訳ではありません!
むし歯を予防するためには、おせんべいやスナック菓子、代用甘味料を使用したお菓子など、糖分が少なく、歯にくっつきにくいお菓子を選ぶこともポイントです。
また、おやつの時間を決めることで、長時間ダラダラ食べることを辞めさせるのもポイントです。
③フッ化物歯面塗布を定期的に。
最近では、乳幼児健診などでもとりいれられているフッ化物歯面塗布。
歯の表面にフッ化物を塗布することで、むし歯を予防することに有効とされています。
お子さんの歯の健康状態を定期的に確認する意味もこめて、かかりつけの歯科医院で定期健診とフッ化物歯面塗布をしてもらうことも大切なポイントです。
また、小さい頃から歯医者さんへ行くことで、むし歯を早期発見し、初期段階で治療することで、歯の健康習慣にもつながります。
・家族で歯の健康習慣を!
歯みがきが苦手なお子さんをもつママは、忙しい育児の間に毎日大変かと思います。スタッフもその一人です。(笑)
口の中を触られることに慣れ、一緒に楽しく歯みがきができるように、少しずつ実践してみてくださいね(^^)
家族みんなで歯の健康を心がけましょう!
【参考】
●日本歯科医師会 HPはコチラ
0コメント