今年の夏は、コロナ禍で夏を迎え感染対策をしながら熱中症予防も...という初めての夏となっています。
連日、猛暑日となり8月10日には、岐阜県多治見市で38.6度を観測しました。猛暑による熱中症の救急搬送が増え、新型コロナウイルスの医療体制などにも影響が...。
以前、当HPでもstayhome時の熱中症対策やこどもの熱中症についてご紹介しましたが、
今回は、改めてコロナ禍での熱中症予防法をご紹介します。
・外出自粛で暑さに慣れてない!?
今年は異例の年。暑くなってくる時期に外出自粛した影響で、身体が暑さに慣れる「暑熱馴化」ができていない人や、水分の貯蔵庫である筋肉が萎縮する傾向の人が多くなっているそうです。そのため、例年よりも熱中症になるリスクが高くなるといわれています。
・熱中症対策withコロナ
では、実際に感染対策をしながら、どのような熱中症対策をしていけば良いのでしょうか。
1.「3とる」生活様式
ニュース等で聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、「3つのとる」を意識することが大切です。詳しくみていきましょう!
①距離を"とる"
感染を防ぐためにも、人との距離を充分にとることが大切です。なるべく人混みを避ける生活をしましょう!
また、運動中は呼吸が激しくなるため、2m以上の距離をとりましょう。
②マスクを"とる"
屋外で、人との距離が2m以上離れている時はマスクをとりましょう。街中でマスクをとれない場合は、速乾性や通気性、冷却効果のある素材のマスクをつけることもポイントです。
③水分を"とる"
室内でも、喉が乾いていなくても時間を決めて水分補給するようにしましょう!
特に、マスク着用時は喉の渇きに気づきにくくなるため、時間を決めてマスクを外して水分補給することがポイントです。
目安は、1日当たり1.2ℓ(コップ約6杯)です。また、大量に汗をかいた時は、塩分補給も忘れずに!
2.暑さを避ける
外出時は、涼しい服装で日傘や帽子を着用しましょう!少しでも身体の異変を感じたら、涼しい場所(室内や日陰)に移動するのも大切です。
お子さんと外遊びをする際は、事前に涼しい場所を確認しておくこともポイントです。
また、環境省「熱中症予防情報サイト」にて熱中症警戒アラートが発表されている地域や全国の暑さ指数を確認できますので、出かける前に確認するようにしましょう!
3.エアコン使用中の換気も!
自宅にいるからと油断は禁物です!
エアコンを適切に使用することで、熱中症を予防することができます。一般的な家庭用エアコンは換気機能はありませんので、エアコンを止める必要はありませんが、こまめに換気をさせるようにしましょう。
換気のポイントは、窓とドアを2ヶ所開け空気を循環させること。扇風機や換気扇を併用するとより良いです◎
・こまめな健康チェックを!
熱中症も新型コロナウイルスも、しっかり予防をすることが大切です。日頃から体温測定や健康チェック等をこまめにしておくことで、身体の異変を上手く伝えられない子どもたちのサインを見つけることにつながります。
今年の夏は、例年よりも気をつけることが増えていますが、十分な予防をして猛暑の夏を乗り切りましょう!
【参考】
○厚生労働省
○かくれ脱水JOURNAL
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