【ぎふママ減災スタディ通信19】 9月1日は防災の日! 家族で防災を考えよう

毎年9月1日は「防災の日」です。
また、防災の日を含む1週間は「防災週間」と定められています。

子どもたちの防災への意識をより高めるためにも、この機会に、各家庭で防災を考え話し合ってみましょう。

・防災の日って?なんで9月1日?

防災の日は、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されました。
関東大震災は関東地方を中心に甚大な被害をもたらし、死者・行方不明者は推定10万5000人にものぼるそうです。

また、9月は1年のなかで台風が発生しやすい時期です。
こういったことから9月1日は防災の日、9月は防災月間に指定されました。

・災害時の安否確認方法や集合場所を決めよう!

災害時、必ずしも同じ場所にいるとは限りません。
学校にいるとき、友達と遊んでいるとき、様々なシチュエーションを想定して安否確認方法や集合場所を決めておきましょう!

①安否確認方法を確認しよう

東日本大震災の際、通信回線のうち合計約190万回線が被災したといわれています。
また、通信が集中したため各通信会社は通信規制を実施しました。
つまり、災害時は電話での安否確認が難しいことが分かりますね。

家族の安否確認は専用の伝言ダイヤルを使用するのがおすすめです。

【災害用伝言ダイヤル171】


災害用伝言ダイヤル171は、地震や噴火などの災害の発生時、被災地への通信がつながりにくい状況になった場合に提供される声の伝言板です。

●減災ポイント●

災害用伝言ダイヤルは体験できる日程があります。
いざという時、焦らないように家族で体験してみましょう!

②集合場所を決めよう

避難経路と避難場所の確認とともに、家族の集合場所を決めておきましょう!
その際は、学校や習い事など子どもたちが日中に行動する場所からなるべく近い避難所が理想です。

特に子どもたちは、具体的な方が家族を見つけやすくなりますよ。
「○○小校庭の鉄棒横」や「○○体育館のステージ横」など話し合いながら決めることで記憶にも残りやすいですね◎

・家族一人一人の役割分担を決めよう!

いざというとき、なるべく慌てないように行動するため役割分担を決めておくと良いでしょう◎

例えば、
・非常持ち出し品の持ち出し
・地震時の避難口確保
・避難時の火元確認
など誰が何をするか決めることで、災害時にどのような行動をすれば良いかイメージできますよ!

災害時だけでなく、「災害に備える」仕事の役割分担もでできると良いですね◎
・非常持ち出し品の定期的なチェック
・ローリングストック品の管理
・天気予報の確認
など子どもたちにもできることを探して、役割分担をしてみましょう。

・家の中に危険な場所がないか探そう!

災害時の被害を減らすために、家の中に危険な場所がないかを確認しましょう

例えば、家具の配置が以下のような危険な場所に設置されていないか確認することが大切です。
・寝ている上に倒れてこない(下敷きにならない)
・避難動線上に置かない(逃げ道をふさがない)
・後ろから襲われない(押しつぶされない)
・ガラス窓を背にして置かない(窓ガラスは割らない)
・居室中央に置かない(壁面に配置する)
・ドア付近に置かない(出口をふさがない)

家族で見直すことで、子ども目線での危険が見つかる可能性も!
家具の配置を見直したら、家具固定もしっかりしておきましょう。

・わが家のライフスタイルシートを使って話し合おう!

災害が起こったらどう生活を維持するのか・・。
「わが家のライフスタイルシート」を記入して、1日の行動とライフラインを照らし合わせてみましょう!
そうすることで、必要なものが分かりやすくなりますよ!
ママのための防災BOOKより

○書き方○

ルーティーン行動:家族が行う毎日決まった行動を記入します。
ルーティーン行動での使用物:ライフラインで使用している物を細かく記入します。
災害に対する備え:ライフラインが使えなくなった時、ルーティーン行動をとるために必要な物(事前に準備する物)と行動(事前対策する事)を記入します。
季節の備え:命を守るために必要な物を記入します。
わが家に必要な備え:薬などの必需品を記入します。
次回の見直し時期:次に見直す日を記入します。

「事前に準備する物」と「事前に対策する事」に記入した物が、家庭に必要な物です

実際にトリママ がわが家のライフスタイルシートを試してみたレポートはこちら

※「こどもトリニティネットオリジナル!わが家のライフスタイルシート」のデータはLINE@にて配布しております。
ご希望の際は、当団体の公式LINE @(@hmj3505u)にご登録いただき、お名前と共に「ライフスタイルシート希望」とご連絡ください。

【データ取扱に関する注意事項】
※当シートの無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。
※イベント等で配布希望の場合は、当団体までお問い合わせください。

・家族で防災会議!身を守る第一歩に

今回は、「防災の日」にちなんで家族で話し合いたいことについてご紹介しました。
子どもたちには、「避難訓練実施や地震・台風などが起きたときに備える大切な日」であると伝え、毎年家族で話し合う日にしましょう。

防災を身近に感じられるように、防災に関するテーマの絵本などを一緒に読むのもいいかもしれませんね◎

こどもトリニティネット

子育て世代と社会のかけ橋に。あらゆるパートナーシップを通じて社会にイノベーションを起こし、岐阜から日本を元気にします。

0コメント

  • 1000 / 1000