【ぎふママ減災スタディ通信① 家庭内危険!?】


いつ、どこで起こるか分からない災害。みなさんは、災害への備えをどのくらいしていますか?

今、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により外出自粛でご自宅にいる時間が長いからこそ、家の中でできる減災をご紹介します!


・家の中の安全な場所は?

地震が起きたら、机の下に隠れる...そんな学校での防災訓練を想像される方も多いかと思います。では、今住んでいる家で地震が起きた場合、安全な場所はすぐに思い浮かびますか?
例えば...地震が起きた場合、落下物が少なく閉じ込められない安全な場所に退避することが大切とされています。
"不要な物を置かない"ということが防災対策の一つとなりますが、家にいる時間が長い"今"、身の回りの整頓や断捨離をすることで改めて安全な場所を確認し、確保しておくことが大切です!

・家庭内感染を防ぐためにも安全スペースを!

新型コロナウイルスにかかってしまった、あるいは疑いがある場合、家庭内感染を防ぐために、感染者と他の家族の部屋をできるだけ分けることが大切です。日頃から、非常時に活用できるスペースを準備しておくことで、急に必要になった場合でも対象できますね!
また、共有スペース(トイレやお風呂など)の利用を最小限にし、換気を十分に行いましょう。

・家の中の危険な場所は?


いざ地震が起これば、ありとあらゆる家具が凶器となる可能性があります。


●危険な場所のチェックポイント●

・寝ている上に倒れてこない(下敷きにならない)
・避難同線上に置かない(逃げ道をふさがない)
・後ろから襲われない(押しつぶされない)
・ガラス窓を背にして置かない(窓ガラスは割らない)
・居室中央に置かない(壁面に配置する)
・ドア付近に置かない(出口をふさがない)

以上の点に気をつけて、家具を配置することでリスクを減らすことができます。

また、キッチンでは地震によって起こる火災、トイレやお風呂では閉じ込めに合う危険性もあります。


・危険な場所は子ども目線で!

私たち大人には低い位置にある家具でも、子どもにとっては頭を直撃する位置にあることもあります。危険な場所をチェックする際は、"子ども目線"で安全性を確かめるようにしましょう!

・家具固定もしっかりと!

家具配置をしっかり確認したら、家具固定も忘れずに!!
身近にあるホームセンターやネット通販でも簡単に手に入れることができる固定器具で対策をすることができます。
具体的に確認してみましょう!

・タンスの固定

ポール式器具で固定しましょう!タンスのように重い家具は、天井側だけでなく、床側もストッパーなどで固定しましょう!


・本棚や食器棚の固定

壁に金具やワイヤーなどで固定しましょう!また、中身の飛び出し防止のために、滑り止めシートを活用すると効果的です!
また、観音扉が開かないようにとめ金を付けたり、ガラス飛散防止フィルムを貼るなどしてガラスや食器が飛び散らないようにしましょう!


・家電や可動式家具

粘着ジェルマットで動きを最小限に抑えましょう。
インテリアや見た目を気にする方も多いですが、安全性を考慮しながら工夫することが大切です!


・"今"地震が起きたら...家庭内防災訓練をしてみよう!

"夜中に災害が起きたら...""子どもだけの時に災害が起きたら..."、様々なシチュエーションを想像して防災訓練することが大切です。
例えば..."今"地震が起こってしまった場合を考えてみましょう!


1.新型コロナウイルス感染拡大の影響

もし今地震が起こった場合、避難所に行くか自宅にいるかを選択しなければなりません。新型コロナウイルスが感染拡大している現在、避難所はまさに『3密』状態(1.換気の悪い密閉空間 2.多くの人がいる密集場所 3.近距離での密接な会話)となり感染リスクが非常に高まります。
想像したくはありませんが、病院への受け入れも難しく、ライフラインも機能不全に陥る可能性もあります。
『避難所に行くと感染の可能性が...』
『家にいると倒壊の可能性が...』
そんな究極の選択をしないで済むように、今は自宅を安全な場所にできるよう備えておく必要があります。


2.自宅を安全にするには

■今住んでいる家の耐震強度を確認しよう

震度7の揺れに2回耐えられる家が求められています。
地震によって1階部分が押し潰される傾向があり、2階にいたことで助かったケースが多いようです。2階を生活の拠点とすることも、一つの対策となります。
また、自宅が倒壊しないように耐震化をすることも大切です。自治体からの補助金やブロック塀対策補助事業、家具転倒防止対策補助事業などの制度を活用し、工法を見直して効果的な耐震改修工事をすることも対策となります。

■被災後も安全に暮らせる備えを!

先程もお伝えした、家具の固定やガラスの飛散防止などを始め、最低1週間程度の水や食料、トイレ、生活物資などを備蓄しておくことが大切です。
自宅にいることが命を守る方法になるように、備えをしましょう!


3.家族で話し合う時間を!

家族一人一人の目線で災害について考えることはとても大切なことです。もしもの時のために、家族みんなが揃う時間を作り、一度防災について改めて話し合いましょう。
話し合う時間は、家族の命を守るために必要な時間です!


・お家時間で減災を!

家にいる時間が長いからこそ...お子さんと一緒にいる時間が長いからこそ...お家の中で楽しみながら減災をできるチャンスです!

自分の家なのに、意外と見落としていたところも見つかるかもしれません!ぜひ、この機会にチェックしてみてくださいね!

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