もしも浸水したら... 万が一の時のための心得

7月6日、岐阜県では大雨により木曽川が氾濫危険水位を超えました。
熊本での被災状況をニュースで見ると、球磨川が氾濫し、みるみるうちに浸水したという声も...。
急な豪雨で、大雨警報や自治体からの避難勧告が間に合わない可能性もあるため、いざ避難しようと思った時には、外に出ることが危険な場合も...。
今回は、万が一浸水してしまった時の対応をお伝えします。

・避難が間に合わない時、垂直避難を!

すでに浸水が始まっている場合、屋外へ避難することがかえって危険な場合もあります。特に、お子さんと一緒に避難する際は無理な避難はやめましょう。
そのような時は、避難所へ行くよりも建物の2階以上へ移動した方が安全な場合もあります。

▶︎減災ポイント

住んでいる場所や、避難所までの経路の想定浸水深を事前に調べておくことで、あらかじめ避難計画を立てることができます!
ハザードマップでの確認をお願いします。

・浸水被害を受けてしまった場合

想像もしたくありませんが、浸水被害を実際に受けてしまった場合...経験のない事態に、ほとんどの方がパニックになることと考えられます。
浸水後の行動を、少しだけ知識として知っておくことで、落ち着いて行動できると思います。
この記事では、日本財団が公開している「水害にあったとき」より、皆さんに特に知っておいていただきたい点をお伝えします。

1.被害状況を記録に残す

出典:政府広報オンライン
市町村からの罹災証明書取得の際や保険手続き等に必要となります。
室内外の被害の様子や浸水した深さが分かるように写真を撮っておきましょう。できるだけ、家の外を4方向から撮影しておくと良いと言われています。

2.施工会社・大家・保険会社に連絡

家が浸水したことや浸水の深さを伝えましょう。

3.罹災証明書の発行

役所に自宅が浸水したことを申請すると、市町村職員などによる被害調査が行われ、住家の被害程度を証明する罹災証明書が発行されます。
罹災証明書 は後で公的な支援を受ける際に必要になります。 被害を判定する1回目の調査の多くは、外から見て行われ、2回目以降は家屋の傾き具合や建物の損傷などから判断されます。

○解説!浸水被害認定の目安○

"床上浸水"や"半壊"、"全壊"という言葉を聞くことがあるかと思います。
河川の氾濫などで浸水した場合では、浸水した箇所のもっとも浅い部分がどの程度かによって、被害認定が変わってきます。詳しい基準は以下の画像の認定が行われます。
出典:日本財団「水害にあったときに」

・水害からの生活再建

浸水の深さが増すほど被害は大きくなりますが、床下浸水であっても多くの被害が生じます。自宅を片付ける際にはいくつかの気をつけるポイントがあります。

1.床下の掃除


出典:日本財団「水害にあったときに」

水につかった建物や家具は、単に泥水で汚れたというだけではなく、汚水につかって汚染されたと考えなければなりません。濡れたまま放っておくと、カビや悪臭の原因にも...。
そのため、単に乾燥させれば良いのではなく、清潔な水を大量に使って洗浄し、乾燥させ、消毒をする必要があります。

○片付ける際の注意点○

・床、壁、天井などに消毒用エタノール (80%溶液)をスプレーし、ぞうきんでふき取りましょう!
・換気をよくし、火気を使わない !
・壁も水を吸っているので、中を確認しましょう!
・掃除をする時は肌の露出を避けた服装で!水分補給・手洗い・うがいをこまめに行いましょう。
・しっかり乾燥させるには最低1ヶ月ほどかかります。

2.復旧前の確認事項

災害によりインフラが停止している場合もあります。復旧前に確認をしておくことをまとめました。

○電気

・水害の後にブレーカーが落ちていたら、どこかで漏電しているかもしれないため、電力会社に相談しましょう。

○水道

・水道復旧直後は水が汚れている場合があるので、 しばらく流しましょう。
・浄化槽の場合は、トイレやお風呂を使う前に点検をしましょう。

○ガス

元の位置から動いてしまったプロパンガスのボンベは、復旧をする前にガス業者に点検を依頼しましょう。

・浸水後は感染症にも注意を

浸水によって下水道が溢れると、汚水が街中に広がることになります。
水が引いた後も汚物を含んだヘドロが街中に残るため衛生環境が悪化し、感染症にかかるリスクが高まります。
また特にこの時期に注意が必要なのが食中毒です。大規模な停電や断水が生じると衛生環境が悪化するため、食中毒が発生するリスクが高まります。
元の生活に戻るためだけでなく、衛生面でも水が引いた後の泥の除去、洗浄、消毒、衛生管理が必要になります。

・"もしも"のことを考えて。

私たちが住む岐阜には、全国的にも有名な河川が多数あります。もちろん、大雨による洪水や氾濫の可能性も。
災害に備えて準備しておくことも大切ですが、万が一被災した場合のことを考えて知識として知っておくことで、落ち着いた対応をすることができると思います。
自分の命、家族の命を守るために...。
まだまだ続く大雨シーズンに、早めに備えをしておきましょう!

【参考】
・日本財団
・備える.jp

こどもトリニティネット

岐阜の子育て世代によりそい、社会や自治体とのかけ橋となるよう、子育てに関する情報発信をしています。親・子ども・地域社会が三位一体となった「育児のしやすい・育児がしたくなる」まちづくりを行っています。

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